まつげを抜く癖で困る…もしかして「抜毛症」かも?

まつげを抜く癖で困る…もしかして「抜毛症」かも?

まつげを抜く癖が治らなくて困っている人は、「抜毛症」かもしれません。抜毛症とは、毛を抜くことに夢中になってしまい、やめたくてもやめられない心の病気です。まつげ以外には、髪の毛やまゆげ、ヒゲなどを抜いてしまう人もいます。

ここでは、まつげを抜くことが癖になる「抜毛症」の原因や症状を説明します。そして、抜毛症の治療法も見ていきましょう。

まつげを抜く癖「抜毛症」について

抜毛症の主な原因はストレスです。抜毛症の人は、他人から見てもわかるくらい一部の毛がなくなってしまいます。まつげを抜くと、顔のバランスが悪くなるデメリットがあります。

抜毛症の原因

抜毛症の原因は、多くの場合はストレスです。不安やイライラ、欲求不満があると、毛を引き抜く症状があらわれます。無自覚に毛を抜くときもあれば、自覚しながら毛を抜くケースもあります。

そのほかに原因として考えられているのは、神経細胞と脳の連携がうまくいっていないことです。遺伝も抜毛症の要因になるとされています。また、女性の場合は、女性ホルモンのバランスにより、月経のタイミングで悪化する人もいます。

いずれにせよ、抜毛症の原因は詳しく解明されていません。これらのさまざまな要因が組み合わさって起こるとされています。

抜毛症の症状

抜毛症のわかりやすい症状は、一部の毛がなくなってしまった状態です。また、毛を繰り返し抜きすぎることにより、毛が生えにくくなったり、毛質が変わったりします。さらに、毛を抜いていることが原因で、指にアザができたり、腕を痛めたりするのも、抜毛症の症状です。

抜いた毛を噛んだり飲み込んだりしてしまう「食毛症」も、同時に発症することがあります。食毛症を発症していると、毛を噛みすぎることにより、歯が削れてしまうので注意が必要です。そして、食べた毛が消化管に悪影響を及ぼすケースも見られます。

このように、抜毛症はただ単に抜いた毛がなくなるだけでなく、それに伴ったあらゆる症状が見られる病気です。

まつげを抜くデメリット

まつげを抜いてしまうデメリットは、まつげが全部なくなり、顔のバランスが悪くなることです。メイクをしても、目元がパッチリと仕上がりません。また、毛を抜いて床やテーブルに落とすと、衛生面を疑われる可能性があります。これらのことがきっかけで、人間関係にも悪影響を及ぼします。

まつげは顔の重要な毛なので、抜く癖があると特に目立ってしまいます。

まつげを抜く癖の治し方

まつげを抜く癖をやめろと言われても、簡単にやめられるものではないでしょう。症状がそこまで重くないなら、まずはストレスを発散したり、ほかに夢中になれることを探したりしましょう。自身ではどうしても治せないなら、メンタルクリニックに相談するのもひとつの手です。

ストレス発散が重要

ストレスの発散法としてよく挙げられるのは運動です。1日20分ほどでよいので、体を動かせば気がまぎれます。運動が苦手な人なら、漫画やゲーム、動画を見るなど、自分が楽しいと思えることに集中しましょう

また、1日15分ほど日光に当たるのもおすすめです。日光に当たれば、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を増やせます。セロトニンは、イライラや不安感を解消してくれるホルモンです。

このように工夫しながら、少しずつ毛を抜かないようにして、不安な気持ちを減らしていきましょう。

ひどいならクリニックで相談

もし自分ではどうしようもないほど症状がひどいなら、メンタルクリニックへ行きましょう。抗不安薬や抗うつ薬などにより、症状を和らげられます。

メンタルクリニックへ行くとなると、抵抗がある人も多いと思いますが、不安になる必要はありません。医師は親身になって話を聞いてくれて、そのときの症状に合った治療法を提案してくれます。

抜毛症は、原因が明確にわかっていない病気なので、治療も困難になることが予想されます。特に、心の問題が大きいため、自身が信頼できると感じた医師に任せることが大切です。

まつげを抜く行為がすべて抜毛症というわけではなく、そのほかの病気の可能性もあります。

目元にかゆみがあり、気になってまつげを抜いてしまうようなら、眼科へ行くべきでしょう。

まとめ

まつげを抜く癖で困っている人は、抜毛症という病気かもしれません。抜毛症の対象は髪の毛が多いと言われていますが、まつげを繰り返し抜いてしまう人もいます。

抜毛症は、ストレスや遺伝、女性ホルモンなど、さまざまな要因が重なって起こると考えられています。毛を抜くことで起こる症状は、一部の毛がなくなって生えにくくなったり、毛質が変わったりなどです。抜いた毛を食べてしまう「食毛症」を発症すると、歯が削れる、消化管に毛が溜まるといった症状が見られます。

まつげを抜きすぎてしまうと、顔のバランスが悪くなり、メイクなどでもカバーできなくなります。そうなる前に、まつげを抜く癖をやめるようにしましょう。最初は難しいかもしれませんが、ストレスを減らして少しずつ改善してみてください。

ひとりで抱え込まず、家族や医師に相談すると気持ちが楽になります。症状がひどいなら、早めに受診をしましょう。